流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、唾液の空気感染や接触感染でうつる病気です。
耳たぶの下からあごにかけて痛みを伴って腫れます。
原因
おたふくかぜウイルス
おたふくかぜウイルス以外にも耳下腺がはれるウイルス・細菌感染症があります。
はっきりしない場合には抗体検査を受けましょう。
潜伏期間
通常2~3週間
感染力は比較的弱く、感染しても症状が出ない場合(30%-40%)もあります。
(不顕性感染)5歳~10歳ころが一番多くかかります。
症状
発熱と同時に、ふつうは片側の耳下腺から腫れます。1、2日のうちに両側が腫れます。
発熱は1~3日程度、腫れは7日~10日程度続きます。頭痛や腹痛も出る場合があります。
耳下腺が腫れて痛いため、物がかみにくい、飲み込みにくいなどの症状が出ることもあります。
治療
対症療法
痛みがひどい場合には。すっぱいものや果汁は避けたほうが良いと思います。
合併症
無菌性髄膜炎・脳炎・脊髄炎・精巣(睾丸)炎・卵巣炎・すい臓炎・聴力障害・・・
注意
おたふくかぜはそれほど軽い病気ではありません。
予防接種は任意ですが、合併症のことも考えて、接種を受けるかどうか判断をしましょう。